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6月, 2017の投稿を表示しています

ポワントについての記事再考

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足に合うポワントを探す旅 その3(暫定的完結編) でこんなことを書いていました。 アルマッズだと(…) 足指をまっすぐ床に伸ばすのではなく、 足指を伸ばしながら 付け根で折るようにしないといけません(…) サイズやシャンクの状態の 微妙な違いが原因なのかもしれません。 ちょうど、RクラスのAlmazと、BLOCHのAxiomとを比べて、何が違うと感じるのか考えていたところでした。 あれから、ポワントレッスンを受けたり、他社製品を履いてみたりして微々たる経験値を稼ぎました。他社製品というのはレペットのラ・カルロッタです。( この記事 ) 改めて思うのは、先に引用した自分の言葉は不正確だなということ。 自分の感覚から自然に出た言葉ですから、たしかにそれは「正確」なんです。ある一面では。 でも、テクニックとして見たら不正確。 もう一度引っ張ってきます。 足指をまっすぐ床に伸ばすのではなく、 足指を伸ばしながら付け根で折るようにしないと いけませんでした。 こうすると、足だけ前にのめる感じで、床へ垂直に立つ力が消えてしまいます。 これってたぶん、床に伸ばす力よりも、シャンク方向に指を押す力を意識してるってことなんだと思います。その時に、本当がもっと土踏まずあたりから指までを意識できればいいのかも。 サイズやシャンクの状態の 微妙な違いが原因なのかもしれません そうでした、この引用部分の前に 全体的に大きいというか、中で滑る感じがする って書いていました。 サイズが大きいんでしょうねー。きっと。 余談 ちなみに、 シャンクが固い という言葉は避けています。 シャンクが固い とか 柔らかい という言葉って手垢にまみれているから。よく使われる言葉だからこそ、人それぞれの考えがくっついていると思うんです。 足が強い、足が弱い、甲が出る、出ない、上級者向け、初心者向け…とか。 そしてそもそも、 固い って言葉自体が、感覚を表す言葉だからです。数値化できていないものを表してる気がしてどうも私には使いにくいです。 メーカーとしては、「このシャンクは、このシャンクよりも何グラムの力に抵抗する」って言えると思います。それなら、数値に表せると思います。 ですが実際は、固いと...

BLOCHのAxiomの寿命が尽きたかもしれません

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ポワントにまったく慣れていないシロートが画策しているところです。 これまでの生涯で初めて、「合っているポワント」に出会った私。見つけた頃の話は、少し この記事 に書きました。 その後、そのAxiomでレッスンを受けました。潰れるという感じもわかっていなかったので、まずそれを実感してみるためにもと思い、ニスも流しませんでした。 レッスンが終わってポワントを脱いだら、ボックスの中に乾燥剤を入れていました。 2時間経過 レッスンを2回受けたあたりです。とてもいい感じ。 2時間半経過 3回目のレッスン終盤で、大きな変化を感じました。 片足で降るポアントになった時、ボックスが広がってずぶずぶと沈む感じになりました。沼に沈む感じです。…沼に沈んだ経験はないんですけどね。 まだ行けるだろーという気はしながら、ちょっと不安になってきました。 3時間経過 前回のレッスンから中1日空きました。4回目のレッスンです。 シューズが乾燥したからか、固さが戻っていました。 4時間経過 5回目のレッスンでは、左足の親指の爪が押されてじんじんと痛くなる感じがしてきました。関係ないかもしれませんが、右足首が痛くなってきました。 4時間15分経過 6回目の時に、また沼に沈みましたが今度は一番長い親指が沼の底についたのがわかりました。これも左足です。 左ばかりなのは、 左足の方が小さい といのも関係あるかもしれません。 関係ないかもしれませんが、右足首の痛みは継続中です。 ここで新品と比較 5、6回目あたりから、 なんだか足がシューズの中で動くようになってきました 。 (これはこれまでの「なんか大きい」シューズのときと似てるぞ) と思い、自宅保管の新品を引っ張り出してきました。 ボックス部分の様子が結構違います。 旧い方では、特にウィング部分が無くなっていました。 これには本当にびっくりしました。新旧くらべてみると、見た目は似てるんですが、触った感触が違うんです。 私の個人的な感想ですが、 旧い方のAxiomのウィングの糊付け具合(つまり、無くなっている状態)が、他の製品の新品の糊付け具合に近い ような気がしました。(ウィングについては こちらの記事 も) 無くなったウィングは、もう帰ってこないのかな…。いず...

ウィングの糊付けと安定感について考える

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前に、こんなことを考えていました。 ポワントが、 足の両脇の骨を 抱きかかえてくれるといいなあ こちら の記事に書いてました。あれからちょっと分かったことがあったので、別記事にしてみました。 以前の記事では、 型が足にあっていること を最重要視してました。 もちろん、型が合わなければ何も始まりませんが、プラスアルファで、あることに気付きました。 ウィング部分の糊付けが長いと、 足の両脇の骨を抱き上げてくれるっぽいです。 そんなの知ってるよ!という方もいらっしゃるでしょうが、 「あらー、知らない人もいるのねー」と思っていただければ。 BLOCH と repettoの比較 BLOCH の Axiom BLOCHのAxiom(アクシオム)で私が好きなところは、足両脇のホールド感です。 新品を入手したので、改めてウィング周りの糊付けを触ってみたら、 びっくりしました。 「えっ、こんなにしっかり糊付けされてたんだ!」 ボックスの糊付けが、というより、 サイドまで糊付けがしっかりしてる と思いました。 だから、アクシオムの方が「ぴったり」と感じるのだろうと思いました。 ウィングの糊付けに支えられて、気持ちよく足の指を伸ばせます。 だからなのか、バランス良く足の筋肉を使える気がします。 repetto の La Carlotta 一方、ラ・カルロッタはアクシオムと比べると、 アクシオムでは固くなっている部分が、カルロッタではそこまで固くはないんです。 このあたり、手触りをお伝えしきれないのが残念です。試着できる機会があったらぜひ触ってみてください。 この記事 で、 ラ・カルロッタ に触れました。 足にぴったり合う…というわけではないのですが、 安定感がある ので、このシューズもいつでも履けるように準備しておこうと考えています。 この「安定感」というのは、何かなと思ったのですが今思いつくのはこの辺りです。 ボックスが、固すぎず柔らかすぎずちょうどいい。 プラットフォームが、ロシア系と比べて広め。 ヴァンプは長め、糊付けはなくともいちおう指の付け根が覆われる。 シャンクの長さがちょうどいい。 ちなみにワンサイズ下げることを検討中です。カルロッタをワンサイズ下げるとなる...

転院して、診断出ました(手術前シリーズその8)

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1回目の受診(B病院) Aクリニックで出してもらった紹介状とレントゲンの電子データを握りしめ、新しい病院に向かいました。 紹介状が必要なタイプの病院が、激混みなのは皆さんご存知だと思います。 電話予約済みとはいえ、初診は待つのです。忍の一字です。 診察室に入ってからはさくさく進みました。 問診 レントゲン写真 触っての診察 「そんなにひどい状態じゃないですよ」 とのこと。 (やっぱりか)という失望にはなりませんでした。 なんだろう。不思議ですが、信頼できる雰囲気がじゃんじゃん出てました。 「MRI撮りましょう」 ということで、依頼状を医師が書いてくれました。 「こういう風に書きましょうか」と、患者である私と話し合った上で医師が決めました。 …諸々、ブログでどこまで書いていいかの線引きに自信がないので、詳細は自粛しておきます。 それから、リハビリ室に移動です。 私の場合、歩けないほどひどい症状ではないのですが、なにせスポーツ整形外科なので 競技復帰ができるように という目標が病院 - 患者間にあるということをひしひしと感じました。 2回目の受診(B病院) 詳細を書いていないので、記事もばんばん進みます。 MRIの画像を見て、あとたぶん1回目の時の診察結果も考慮してのことでしょう。 タナ障害の可能性あり という話になりました。 インソールを作って経過を見て、それでも改善が見られなかったら手術を。 というのが、B病院のおおまかな流れのようです。 ここは整形外科なので、そういう方針になるのでしょうね。他の治療院では、また違うのだと思います。 なお、 注射や飲み薬、湿布は処方なし でした。 アイシングはして良い とのことでした。 インソール作成後の経過は こちら です。

整形外科受診3回目のはなし(手術前シリーズその7)

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結構緊張した3回目 3回目のAクリニック受診の目的は、 転院準備 でした。 具体的には、この二つを達成することがミッションです。 紹介状を書いてもらうこと。 レントゲンの電子データをもらうこと。 これから転院する先での診察進め具合に乗っかって、 MRIを撮ろうと思っていたので、 ここAクリニックでの診察2回目の後にMRIの予約をキャンセルしていました。 申し訳ないーと思いつつ、単刀直入に実は、と切り出しました。 思いの外あっさり進みました。 「MRIを撮ってから持っていけばよかったですね」 との言葉がありました。予想はしていましたし(確かに無駄が省けそうだ)と私も思います。 ですが、(ガンコかなー)と思いつつ改めて遠慮させていただきました。 (騒ぎすぎかも)と思ったり、(わざわざ転院するのも大げさかな)と思ったりと、 とても緊張しました。 ラストの受診後、自分に言い聞かせたこと たしかに日常生活はできます。 その観点からすれば、心配しすぎとかそういう問題もあるかもしれません。だからスポーツ整形カテゴリーとして、Aクリニックを受診したのです。 この辺りが、クリニックとうまくコミュニケーションが取れませんでした。 気持ちの問題ではないと思ったので、転院を考えたんです。 この頃の膝の具合 前の記事に書いた治療対策( こちらの記事 )では良くなっていませんでした。 痛くて眠れず、夜中に起きてアイシングしたこともありました。 肝心のバレエのレッスンは受けていました。 バレエを再開して、1ヶ月半くらいです。 頻度は週2回。 ジャンプ系なし・回転系ほぼなし(ピルエットのみ)の基礎クラスです。 私が出ていたクラスは、巷に数あるバレエクラスのタイプでいえば、 体の使い方に厳格な基礎クラス だと、私は思っています。 バレエクラスについては、ベストの選択だと自分では思います。 週2回でも、膝が結構ぎりぎりなかんじでした。 これ以上増やすことは考えられませんでした。 転院する先 話が前後しますが、転院先を探した方法についてです。 一言で言って、口コミでした。 直接の知人に聞いて回りました。皆さん、気にかけてくださって色々教えてくださいました。 その中で、たまたまなのでしょう...

整形外科受診2回目のはなし(手術前シリーズその6)

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Aクリニック受診2回目です。 診察室 1週間、飲み薬と湿布を続けたが、状況が変わらないことを伝えました。 「それでは MRIを撮りましょう 」 という話になりました。 それから 「リハビリをやって行きますか?」 と聞かれたので「ぜひ」と答えました。 リハビリ室 早めに書いておきますと、 ここでのリハビリは私には効果が感じられませんでした 。 今思い出しましたが、スポーツ整形というカテゴリーがサイトにあったので、受診したのでした。そのため、なんとなくイメージで スポーツ整形でのリハビリって、筋肉とか動作に焦点を当てたものかと思っていました 。 動かす中で痛みが出たり、制限があったりするので、 その辺の相談ができるものかと思っていたのです。 どっこい、リハビリって電気をあてることでした。 担当のお兄さんは、別のスタッフに作業内容の指示を受けてから私を案内してくれました。どこに案内して、着替えてもらってから、電気を云々など。どうやら慣れていないようです。 相談はできなさそうかなと思い始めました。 結局、電気の強さのダイヤルを設定して、お兄さんは退席したので事務的な会話しかできませんでした。 やっぱり、相談はできないんだ、と思いました。 転院しよう。 細かいことですが、 受付スタッフ、リハビリ室スタッフ、院長先生、看護師(?)さん達の、 つまりクリニック内での連携が取れていないように思えたこと、 それから、クリニック側と私とのやり取りで何度か違和感を感じたこと が気になりました。 そして、2回目の受診でわかったこと、「リハビリとは電気である」を踏まえると、待合所で「今日はリハビリだけ」と言って来院する患者さんの割合が多いことも気になります。 電気と飲み薬と湿布と、膝痛パンフレットと痛くて着けられないサポーターで、 自分がバレエをできるようになると、 私には信じられませんでした。 転院先を探そうと決めました。

膝が痛いということで整形外科に行ってきました(手術前シリーズその5)

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2016年秋ごろの記録です。バレエを再開してから、1ヶ月くらいです。 バレエのレッスンを受けると、悪い方の膝が痛み、悪い側の脚に力が入らないという記事の続きになります(その記事は こちら )。 放っておいても良くならなそうなので、積極的に対策を始めました。 積極的対策 アイシング レッスン直後に15分間のアイシングをし始めました。ちょうど膝が熱っぽかったので、効果がありそうな気持ちになりました。 聞いたところによると、2、3分冷やしたところで効果はないみたいです。かといって15分以上やっても凍傷になるだけで意味がないらしいです。 私の場合アイシングをした後、 膝が軽くなった感じ がしました。 整形外科を受診する インターネットで探しました。仮にAクリニックとしておきます。 いちおう、「バレエ」というキーワードも入れました。バレエの動きに理解のある病院のほうがいいかなと思ったからです。 結論からいうと、サイトに書いてあるからといってその先生が…(お察しください)。 先生が膝周りを触ったり、動かしたりして診ていました。 そのまま台の上に横になった格好で、レントゲンを撮ってもらいました。 その後、画像を見ながら説明してもらいました。どうやらこんな状況のようです。 片方の膝関節の内側の方が狭まってきている。 半月板がガサガサしている。 靭帯が炎症を起こしている。 院長先生「靭帯を押さえるためのサポーターを着けましょう」 私「あのう、サポーターは着けたくないんです」 院長先生「えっ」 私「えっ」 あまりやり取りがうまくいかず、結局着けて帰ることになりました。 それから、 年配者向けの膝痛対策の体操パンフレット も貰いました。 正直なところ、これを渡されて中身を見た時に、 (私がバレエをやっているってこと、どこまで信用しているのかな) と疑問に思い始めました。 体重を減らしましょうとか、痛いからといって閉じこもらずに適度な運動をしましょうとかから始まっているわけです。 そして、 鎮痛消炎剤とロキソニンテープ を出して貰いました。 Aクリニックでの診察1回目はここまでです。 (とりあえず薬など1週間ぶん出すので、様子見てまだ痛かったら来てくださいね...

肝心のダンス歴を書いてみる

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ざっくり書かせていただきます。自分の中で、色々悶々としている部分もあるので、まとまりにくくって! ちゃんと人に伝わるようにしようと意識している最中です。他の人に伝わらないなら、自分にも伝わらないし、その逆もまた真なり…。早い話が、書けるような実績がないから困るんですよねー。 つまづいてばっかり! ということで、自分を励まそうと思って今回の記事のイメージ画像には、冒頭の写真を選びました。 When you stumble, make it part of the dance. つまづいたら、それをダンスにしちゃえ 私のダンス歴はこんな感じです クラシックバレエ(個人の教室) クラシックバレエを小学生の頃習っていました。高校生の時もバレエ教室に行きました。2年弱だったでしょうか。そこからまた、20代のはじめにバレエを始めました。1年くらいやっていました。 モダンバレエなど 大学在学中にモダンバレエを始めました。二十歳過ぎです。上に書いた、20代のはじめでクラシックバレエをやっていたのはこの時期です。それから、コンテンポラリーダンスのワークショップにも行きました。色々他のジャンルも見てみたくて、タップダンス、ジャズダンス、ヒップホップなどを覗きました。ヨガも覗いてみました(ほんとにみんな覗いただけです)。 モダンとコンテでやらせてもらった、インプロビゼーションがすっごく楽しかったです。まあ、めちゃくちゃな動きだったんだろうけど…。クラシックではやったことなかったですし、ジャズとかタップ、ヒップホップなどでも、齧っただけなのでそこまで到達していません。みんなで混ぜこぜになって好きに踊る!っていうのが一番幸せだったなー。 (わあ〜踊るってこんなに楽しいんだ〜!) って思いました。私の中では、舞台の時の感じと似てるような気がします。誰にも邪魔されない感じ。解放感。始まる前までに準備しておいた自分で、その時に感じるままに動く。とかね。その後…このブログ立ち上げの動機となった例の怪我で、踊り自体を辞めました。 補足 クラシックバレエ(サークルのようなもの) ちょっとこれは別枠かなと思ってます。先に書いた、個人の教室のクラシックバレエに行っていないときもバレエには触れていました。中学と高校の途中まであたりです。今思えば...

悪い方の脚で立てないってことに気が付いた話。(オペ後約7週)

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立てないのは怪我が理由だったという記事を前に書きました( この記事 です)。手術する前のことでした。 そして手術して挟まっている組織を取り除きました。 痛みがなくなりました。ある一つの要因を取り除いたということになります。 そこで、次の要因が見つかりましたという予告でおわっていました。 自覚したきっかけ これは手術した後の話。手術してから7週間くらい経っていました。 ある日のセンターレッスンでのことです。 両手アンオーで5番シュスーでポーズ!みたいなラスト(曲の終わりなので目立つ) で、両足踏んでるふりしてごまかしたことがありました。 つまり、 はっきり意識して両足踏んでるふりをした んです。 なんでそんなことをしたかというと、両足で立とうとしたらふらついてしまって、注意されたから。 とにかくそのコマの中では、(曲の終わりをきめなきゃ)って思ったんです。 そこで否応ない事実を思い知りました。 あ、そっか私って、いい方の足だけで立ってたんだ。 今までは膝を怪我してたから、極端に言ってしまえば、痛みが邪魔して両足で踏めなかった。でも、手術して腫れが引いてしまえば、可動域の問題はクリアできてるわけです。 あとは、 体の記憶で動いた時に両足で踏めない という問題が残ります。 はっきり言って、私のようなアマチュアバレエの人でも 「たかだか、0.5秒〜1秒程度もルルベできない」 なんてこと、ありえないと思います。 何が言いたいかというと、 問題は筋力不足じゃない と思うんです。 こんな理由では? ずっと使ってない脚の使い方が分からない。 ずっと痛かった所が、痛むんじゃないかと怖い。 捻れている脚で「真っ直ぐ立つ」練習が不足している。 自分で思いついたのはこんなところです。 1番目 決して大怪我でないけれど、長年かばってきたから、地味に使えなくなってたみたいです。 かばわずにバレエをやろうと思ったら、リハビリが必要だということでしょう。 手術してから1ヶ月くらいしたあたりで、「特にここを使ってなかったな」という場所にきがつきました。(別記事にする予定です。) 2番目 今となってはビビってるだけです。手術して3ヶ月くらいでかなり痛みは消えたので。 術...

悪い方を軸脚にした時に力が入らない(手術前シリーズその4)

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2016年秋ごろの記録です。バレエを再開してから、1ヶ月くらいでした。 当時は、手術するどころか、整形外科に通院もしていませんでした。 というのも、痛みが出始めたのはかなり前からであり、その初めの頃に整形外科や整体に行ったけれども特に何も変わらなかったからです。 中学生ころにはすでに痛み始めていました。 そして、 悪い方を軸脚にした時に力が入らない という感じもたしかあったと記憶しています。 他の記事にも書いたように、私の脚の形とテクニックの両方が原因なので、 病院に行ったから治るというものではないみたいなんです。(他の記事は こちら から) 具体的にはこんな時 たとえばこんな時に特に困りました ルルベ ルティレ・バランスキープ アラベスク アティチュード デベロッペ ピルエット… etc. そもそも、バレエで片脚を使わないで立つ…って、当たり前ですがほとんどないんですよね。 反対の脚に完全に重心を移して立っているとき くらいではないでしょうか。しかも同語反復で恐縮ですが、重心を移す前なら 反対の脚に完全には重心を移し切っていない わけです。 こんな時も 最近までほぼ無自覚だったのですが(最近、って2017年5月末くらいです) 両脚シュスー 両脚アテール も本当は困っていたんです。 つまり1番から5番までの全ての基本ポジションが、できなかったんです! もうほとんど、ホラーです。 両脚を均等に踏んで立つ という言葉、レッスンで聞いたことありませんか? これが、できなかったんですね。 立てない理由 だって、膝を伸ばすと、前が詰まって痛かったから。 すごく単純に言ってしまえばそういうことになります。 膝の中で組織が挟まってて、それが膝の腫れとか痛みを作っていたみたいです。 (かなり大雑把な説明は こちら ) 開き直りに聞こえるようですが、この時に私が立てないのは怪我が理由だったのです。 ただしこれは手術する前のこと。 挟まっている組織を取り除きました。つまりこれで、一つの要因を取り除いたわけです。 手術が終わって、レッスンに復帰した時になって、 次の要因が見つかりました。 手術してから7週間ほど経って...

足に合うポワントを探す旅 その3(暫定的完結編)

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試してみたシューズが、2足増えました。ポワント探しシリーズも第3弾。 これまでの話と補足 第2弾の記事 では、8種類ほどのレポートを書いていました。 以前の記事も今回の記事でも、ベースは、入手したトウシューズへの言及です。店頭での試着したシューズについて触れている場合は、サイズ選びで迷ったときのことだけ書いています。 ボックスが馴染むと、シューズの印象がだいぶ変わります。 なので、新品の状態をレポートしては意味がないと思ったからです。 「きつさ」とは 私が勝手に考えている指標です。 「ホールド力」「サポート力」が 働くための「きつさ」 のことです( この記事参照 )。「いい塩梅のきつさ」の略です。 それでは、 新たに試す機会を得たシューズと、私が感じた「きつさ」の場所を挙げてみます。 グリシコ ◆2007プロ サイズ:5X 着用時:バーレッスン(足慣らし3曲くらい) 「きつさ」の場所:足指の付け根の側面 パッド:なし・パッド1枚 試着の段階で「きつさ」を感じた場所は、上に書いたように、側面でした。 これは合わないのでは。と思いましたが、わからないのでレッスンに持っていきました。 やっぱり合いませんでした。 たぶん縦が大きかったのがよくなかったみたいです。 といっても、別のサイズを試着した時にも、側面からのきつさを感じた一方で、 甲の両脇や、上からはきつさをそれほど感じませんでした。 なので、ボックスの形が合わないのかな…と思います。 BLOCH ◆Axiom サイズ:3.5X 着用時:バーレッスン(足慣らし程度) 「きつさ」の場所:足指の付け根の側面 パッド:ティッシュペーパーを指の上に乗せる。(左足は2枚分、右足は1枚分) 現時点でこのアクシオムがベストのようです。 縦がもう2、3mm長ければ完璧だと感じますが、 限りなくパーフェクトに近い履き心地。 4Xだと、全体的に大きくなったように感じます(当たり前だ)。 足の形に合っているのか、ぴったり吸い付くような手袋のような感じがします。 靴でなくて、手袋です。あるいは靴下です。 あとはもう少し踊ってみないと、これ以上判断できませんが、可能性はとても感じます。 足の甲の両脇を抱きかかえら...

バレエレッスンでのエンジン駆動ってどうなってますか?その2(手術前シリーズ第4弾)

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素朴な疑問の続きです。 前回のはなし 体を温めること 軸がわかるかも、という感覚になること これが私が考えてる「エンジンがかかった」状態と書いてました。 そして、ちょうど手術前のある日のレッスンを例にして、レッスン中での体調について書いていたところで終わってました。こんな感じです。 バレエ再開して約1ヶ月。 膝が痛い。 数日前、悪い脚側の、アキレス腱まわりが腫れているようだった。 ウォームアップの時間がなくて、バーの途中からエンジンかかることになった。 ピルエットをすると、悪い方を軸脚にした時に力が入らない。 前記事 では、4番に差し掛かったところでした。 私の場合は、 その前に受けたレッスン注意の感覚が、体の感覚として蘇る という意味にもなっています。 体で再現でき る、あるいはそこまでいかなくても、こんな感じだったかも?と動かせることが、エンジンがかかっている状態です。 別の言い方をしたら、それって引き上げ? そして、調子ともいえる、この感じってもしかしたら人によって基準が違うのかな?と思うのです。こんな声を耳にしたことがあります。 終盤の方が引き上げてなきゃ大変なのに、 レッスンの終わりごろになると、 引き上げが大変になってくる。 という場合は、「引き上げている状態」が「エンジンかかってる状態」と言ってよいのかもしれません。 うーん、なるほど。 私の場合だと… 「エンジンがかかる」と 結果として「引き上がってる」ような体感 になります。 逆に言うと、 「引き上げ」が意識してできない んです。 こういうあたり、まだまだだなーと痛感します。 つまり、別の言い方をすれば バレエ向けの体の感覚を、一息にコントロールして持ってこられない わけです。 まとめ エンジンがかかるってどういうこと?として考えてきました。 私が考えるには、こういうことです。 体を温めること 軸がわかるかも、という感覚になること ここに、前述した 「引き上げ」 とか 「バレエ向けの体の感覚をコントロールして持ってくる」 ということを加味すると、もう一段階奥の階層を覗けるように思います。 それはこういうことだと、自分なりに考えています。 改め...

レッスン前に実行中のウォームアップ的なこと(膝除く・オペ後約3ヶ月)

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膝タナ障害で手術してから3ヶ月が経ちました。 季節は初夏。夏日になることも珍しくはなく、寒がりの私でも、半袖で過ごせる陽気です。 とはいえ、だいたいどこかが強張っていたり、痛かったりするので、いつもびくびくしております。小心者です。 冬と比べると、まだだいぶましですが、レッスン前に体を温めておくことはやっぱり意識してます。 (膝メインでのウォームアップについては、 この記事 を参照してください) 首 スタジオに向かう間から、バーレッスンのプリエ前後あたりまで、 首にストールを巻いています 。 というのも実は私、首の骨を動かすと、中でジャリジャリ音が鳴るんです。 痛みはまったくないのですが、骨を通して直接響いてくるのでとても不気味に感じます。 レッスン中にもかかわらず、「うえっ」という嫌な表情になってしまうので対策を講じました。 ネット検索によると、 !頚椎ヘルニアの初期症状! というたいへんショッキングなキーワードが飛び込んで来ましたが、 私の場合は 無害 のようです。バーレッスンの途中で 音は消えますから ね。 筋肉が冷えて強張っていると、こういう音が出る 人はいるみたいです。 ということは…頚椎がどうにかなっちゃっているわけではなくって、 温まって、ほぐれれば良いだけのはなし? もともと、レッスン前に首のストレッチはしていました。 首を斜め前や、前に傾けるあれです。 頭の重さだけで優しくほぐすようなものです。 でも、プリエの時って、カンブレだとかサークルポールドブラなど、 けっこう大きく首を動かしますよね。 その時までに、もっとしっかり温めることにしようと思いました。 ストールを使って保温を始めると、確かに レッスン中のジャリジャリ音から解放されました。 足 足の裏、特に土踏まず側を揉みほぐしてます。 足の親指を甲側に曲げると、つまりルルベをした時にぴきっと突っ張りがちなんです。 長拇指屈筋なのかな。違ったらやさしく教えていただけるとうれしいです。 それから、足の甲もほぐしてます。足の指先から、足首に向かって伸びる骨(中足骨?)の隙間に手の指を差し込むように、揉みます。 お尻 テニスボールをたまたま持っている時は、ボールでお尻の横をマッサージ。 なか...

バレエレッスンでのエンジン駆動ってどうなってますか?(手術前シリーズ第3弾)

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素朴な疑問です。バレエのレッスンを受ける時、エンジンのかかり方ってみなさんどうなっているんでしょうか? 手術前シリーズ第3弾ということで、書かせていただいております。 ちなみに、「手術前」のタグ付けをしてあるので、PC版は右側、スマホ版では下部にカテゴリー別に並んでいるはずです。その中の「手術前」というところをクリック・タップするとたぶんまとまって出てくるはずです。 いちおう、過去のバレエノートを引っ張り出して、そこから時系列に内容をピックアップして記事にまとめています。 実行してダメだったこととか、 勘違いしていた使い方とか、 改善したこととか、 を書いていくつもりです。 エンジンがかかるって? もとにもどすと、バレエレッスンでのエンジン駆動のはなしでした。 私が考えている「エンジンがかかる」というのは、 体が調子良く動くなっていう感覚になること です。 人によって使うキーワードが違うと思うのですが、私は、「ウォームアップできた」と同じことだと思っています。 …と言っても、それは理想です。 本当はただ 「体が温まった」 とか 「軸が感じられるようになった」 くらいかもです。 今の私だと。 なんていうか、「ウォームアップできた」というと、 「このまま本番行けます!」並みにキレッキレでないといけない気がするんですよね。 単純に、私個人のイメージの問題だと思います。 エンジンが回り始めるレッスンって? バレエを始めたばっかりの人が受けやすい、初心者ウェルカムクラスだったら、最初にフロアストレッチから先生と一緒にやることも多いですよね。これは、子供クラスでもだいたい、そうだと思います。 あとは、ストレッチメインのクラスもありますよね。 あれ、でもストレッチって…? サイト上でよく勉強させていただいている、ダンサーズライフサポートドットコムの佐藤愛さんによれば、 ストレッチはウォームアップじゃありません! です。 だから、無用な誤解をまねいちゃいけない、と思って書き添えると、 バーレッスンが始まるまでに、私自身の体が軽く汗ばんでいるような 「ストレッチ」があるクラスは、 (実際のところはウォームアップをやったことになっている) と私は思ってます。つまり、...

踵を床につけたまましゃがめるようになったわけ(手術前シリーズ第2弾)

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踵(かかと)を床につけたまま、しゃがめませんでした。 学生の頃だとか、二十歳強かその辺りの話です。 上の写真の女性のように、ちょっと踵を浮かせて、斜めにかしいだ格好になってしまってました。 (足首が固いから できないんだ) って、ずっと思ってました。 あとは、 (股関節が固い のかなー) とか、 (腰が 固い から?) とか、 (背中が固い からじゃない?) …とか。 私は、バレエをやっているくせに体が固いので、そう思ってました。 当時は、スプリッツだとか左右開脚から泳いだりするのが(いやもう本当にぎりぎりがんばって)できる柔軟性でした。 踊った後にストレッチしようと思って床の上で脚を広げても、ガチガチでした。 しゃがめた。 踊りを辞めて5年以上が経ってから、また出直したのです。 で、出戻りの、この記事を書いている今だって、お世辞にも体が柔らかいなんて言えません。 きれいなスプリッツもできないし、左右開脚もせいぜい165度くらい(?)です。 スコーピオンもできないし、ピエドゥラマンも180度はかっちり上がりません。 あたりまえですよね! 床の上で180度開脚できてないんですもんね。 とはいえ、この記事の出だしに書いたこと、 踵 を床につけたままでしゃがむ ことはできるようになっています。 こんな感じです。 あ、よくみたら違う! 両方の 踵 をくっつけて しゃがむんですが、いい写真が見つかりませんでした。 この体勢から、重心を後ろに動かして、 踵を床につける 姿勢です。 グリッドフォームローラー できるようになったのは、結局のところ 足首のストレッチをしたからでもなく、背中や腰の柔軟をしたからでも、股関節を柔らかくしたからでもなかったみたいです。 グリッドフォームローラーでふくらはぎをマッサージ したからでした。 矢印マークのトリガーポイントのものです。 近所のスポーツ用品店で、実際に触ってみて決めました。 たまたま店頭にあった、他のものは、もっと硬くて痛そうだったのでやめました。 そのまえにテニスボールも買って試していたのですが、 けっこう痛かったので柔らかくて弾力のある素材ということで、これは良かったです。 筒の中に説明書が入っ...