足に合うポワントを探す旅 その3(暫定的完結編)


試してみたシューズが、2足増えました。ポワント探しシリーズも第3弾。

これまでの話と補足


第2弾の記事では、8種類ほどのレポートを書いていました。

以前の記事も今回の記事でも、ベースは、入手したトウシューズへの言及です。店頭での試着したシューズについて触れている場合は、サイズ選びで迷ったときのことだけ書いています。

ボックスが馴染むと、シューズの印象がだいぶ変わります。

なので、新品の状態をレポートしては意味がないと思ったからです。

「きつさ」とは

私が勝手に考えている指標です。
「ホールド力」「サポート力」が
働くための「きつさ」

のことです(この記事参照)。「いい塩梅のきつさ」の略です。

それでは、
新たに試す機会を得たシューズと、私が感じた「きつさ」の場所を挙げてみます。

グリシコ

◆2007プロ


サイズ:5X
着用時:バーレッスン(足慣らし3曲くらい)
「きつさ」の場所:足指の付け根の側面
パッド:なし・パッド1枚


試着の段階で「きつさ」を感じた場所は、上に書いたように、側面でした。
これは合わないのでは。と思いましたが、わからないのでレッスンに持っていきました。
やっぱり合いませんでした。
たぶん縦が大きかったのがよくなかったみたいです。
といっても、別のサイズを試着した時にも、側面からのきつさを感じた一方で、
甲の両脇や、上からはきつさをそれほど感じませんでした。
なので、ボックスの形が合わないのかな…と思います。

BLOCH

◆Axiom


サイズ:3.5X
着用時:バーレッスン(足慣らし程度)
「きつさ」の場所:足指の付け根の側面
パッド:ティッシュペーパーを指の上に乗せる。(左足は2枚分、右足は1枚分)

現時点でこのアクシオムがベストのようです。
縦がもう2、3mm長ければ完璧だと感じますが、
限りなくパーフェクトに近い履き心地。

4Xだと、全体的に大きくなったように感じます(当たり前だ)。

足の形に合っているのか、ぴったり吸い付くような手袋のような感じがします。
靴でなくて、手袋です。あるいは靴下です。
あとはもう少し踊ってみないと、これ以上判断できませんが、可能性はとても感じます。

足の甲の両脇を抱きかかえられている感じです。
そして、足の甲の両脇をしっかりホールドしてくれているので、
安心して足指をまっすぐ床に向かって伸ばすことができます。

そうすると、靴底がかかとの下を支えている感じがします。
靴底を曲げるのではなくて、指を伸ばすと靴底が自然に曲がるんです。

もう一つの合いそうなポワントとの違い


これは、Rクラス Almaz(この記事参照)との大きな違いです。
アルマッズだと、アクシオムほどのぴったり感とまではいきませんでした。
全体的に大きいというか、中で足が滑る感じがするんです。

そして、足指をまっすぐ床に伸ばすのではなく、
足指を伸ばしながら付け根で折るようにしないといけませんでした。
このあたりは、よくわかりませんが、
サイズやシャンクの状態の微妙な違いが原因なのかもしれません

ただ、アクシオムを履いた時に得られるボックスの中での
足先のぴったり感は、やっぱり型の問題なのかも…。

アクシオムで練習していけば、足を使えるようになって
きっと、履きこなせるポワントが増えるんじゃないかな。

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