ヴァンプの長さとクラウンの高さの合う・合わない
今回の記事では、ポワントの前側、つまりボックス部分に目を向けることにします。
前にも書いていたので、その続きになります。このあたりの記事です。
足に合うポワントを探す旅 その3(暫定的完結編)
ポワントについての記事再考
続きというか、正確には訂正記事になります。
ポワントを履いてトレーニングを続け、バレエの先生の話やバレエショップの店員さんの話を聞くうちに、「ああそういうことだったのかー」と腑に落ちたことがありました。
もっとも、この記事で書くことが正解だと決まったわけではないです。
また「あっそういうことか」というタイミングがくるかも。
私の足の分析
さて、本題に戻ります。私はいわゆる「甲が高い」足ではありません。足の指は長くはないです。ものすごく短いというわけではないので、たぶん普通の長さだと思います。
トウシューズを履いて、ドゥミポワントをした時に
履き口が足の甲に刺さって痛い
ということはありませんか?
こんな声をよく聞くので、私もこう思ってました。
私は指が短いし甲が低いから、
ヴァンプが短いポワントじゃないと
履き口が甲に刺さるんだ
それにこう思ってました。
足が薄いから、
とにかく平たくて薄いボックスの
ポワントを選ぼう
たぶん、この考えは間違いではなかったんです。一部は正解でした。
でも部分的には間違いでした。
足の状態の変化
つまり、何もしていない時、「休め」の状態の私の足先は薄いんです。足先というのは、ボックスに収まっている部分ですね。
けれども、足の筋肉が働いている時、
特にドゥミポワント、フルポワントなどを通過している状態の
私の足先は厚くなるみたいです。
これが、私だけでなくてみんながそうなのかどうかは、ちょっとよくわからないです。
程度問題かもしれません。
開帳足?
私の足の厚みが変わる理由は、たぶん開帳足だからだと思います。診断された訳ではないのですが、横アーチが崩れて平べったくなっています。バレエシューズでのフルポワント、トウシューズを履いての動作などを繰り返すと横アーチが復活します。
ポワント(AlmazとAxiom)の比較
クラウンの高さ
前に、こんなことを書いてました(この記事の冒頭にリストした記事参照)。連続で引用してみます。アクシオムを履いた時に得られるボックスの中での
足先のぴったり感は、やっぱり型の問題なのかも…。
足指をまっすぐ床に伸ばすのではなく、
足指を伸ばしながら付け根で折るようにしないと
いけませんでした。
足だけ前にのめる感じで、床へ垂直に立つ力が消えてしまいます。この感想は間違ってはいなかったみたいです。
これってたぶん、床に伸ばす力よりも、シャンク方向に指を押す力を意識してるってことなんだと思います。
型の問題、というのはクラウンの高さの問題と言えるみたいです。整理するとこう。
RクラスのAlmaz:足を使っている時、ボックスの厚みよりも足の方が厚くなりたがる。
BLOCHのAxiom:同じく足を使っている時、ボックスと足が近い厚みになる。
だからAlmazの時は、足指の付け根を厚くできず、
付け根で折って逃がすことで、シューズの形に合わせていたんだと思います。
ヴァンプの長さについて
どっちかといえば、刺さって痛いというよりも押さえられてるといった方がよかったみたいです。BLOCHのAxiomは商品説明には「ヴァンプは長め」と書いてあります。
ですが、私としては履き口が足の甲に刺さる感じはしませんでした。
それよりも、圧迫されてる感じがするといった方がしっくりきます。
そして、Almazについてはヴァンプはまあ、短くはないです。ですが、こちらも上と同じく刺さる感じよりも、圧迫感の方が印象に残っています。
一文でまとめると
クラウンの高さが合わないかどうかは、履いて動いてみると分かる。やっぱりレッスンで使ってみないと、という結論になります…。
ポワントレッスンを再開して2ヶ月くらい経ちますが、この間、ばかみたいにトウシューズを試してます。合うトウシューズを絶対に見つけると決めたから。
試着だけではわからなかったなーということも色々ありました。
たとえばこの記事も書けませんでした。
お金はかかるけど、勉強代と思えば納得できます。
形の特徴だけでなく、シューズ全体の柔らかくなりかたのメーカーごとの違いなどなど、色々わかってきました。それに、自分の足についても少しずつわかってきましたし、自分の体の使い方についても。
商品説明の文章を覚えたって、ここまで頭にも体にも入らなかったでしょう。
大事な道具だから、こういうのも必要なことなんですけど、本音をいえば、
やれやれ、この労力を踊りに向けたい!
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