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膝手術から7年、両足首三角骨手術から4年経過した、大人バレエの人の様子

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タナ障害・三角骨手術を迷っている方へ はじめまして。こんにちは。隠れバレリーナのびえもです。 手術後の私の様子 片方の膝を手術してから7年 が経ち、 両方の足首の三角骨手術してから4年 が経過した状態です。 クラシックバレエのレッスンをだいたい 週に4回 、コンテンポラリーダンスを 月に2回 くらいレッスン受講しています。 3、4ヶ月おきにソロ作品で舞台 に参加しています。 そうです。お陰様で完治しております。膝にも足首にも、手術前や直後のような痛みや不自由さはありません。 大人になって手術しても、体は治癒してくれるし、新しく筋肉もつくし、運動神経も反応するようになると実感しました。 足首を手術してもらった結果、手術前には動かせなかった足首の関節や、足の指が動かせるようになりました。 バレエに限らず、立ったり歩いたりといった日常生活レベルのQOLが爆上がりしました。 手術を迷っている方へ 色々な見解がありますし、まずは保存療法からという安全面を重視した記事をインターネットでも出版物でもよく読みます。 ですが、私の場合は手術してよかった、1ミリも後悔していません。 餅は餅屋 お世話になった医療機関が、膝なら膝、足なら足と専門に特化しており、さすがにすばらしかったことも、もちろんあります。 担当医の先生が「あと30年早く僕のところに来てくれれば〜」と笑っていました。 私も「はい〜ほんとに〜」と熱い涙を流しながら笑いました。 保存療法の限界 私の場合はですが、 肉とかが癒着して関節が動かなくなっていたり、骨の間に肉が挟まってキリキリ噛み締められている 状況でした。 なので、筋トレとかピラティス、ジャイロ、マッサージでほぐすとか、整体、鍼などではもうにっちもさっちもどうにも…感じていました。 出来ない、痛い、動けない、練習しても先生がおっしゃる注意が実践できない、できそうな気配すらない… が続くので、気分的にもしんどくなりがちでした。 「私はバレエがやりたいのに、トレーニングばかりで踊れなくてしんどい…」 ワークアウトが好きな方はぜんぜん問題ないんだと思います。 「なんで?楽しいじゃん」 と不思議に思われることでしょう。 手術してよかったこと 私の場合は今もなのですが、踊り系の時間がなくなると気分が沈み、ゾンビ化します。 知り合いに会うと「大丈夫!?顔が土気色だよ」とまるで...

疲労骨折は治ったけど、捻挫しそうな感じが残ってる。

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現状 疲労骨折していましたが、治ったみたいです。 私の骨折体験記は、 疲労骨折の自覚症状は聞いていた通りでした。 や 疲労骨折+捻挫でした に書きました。 だいたい2ヶ月弱くらいかかりました。 その間は、だましだまし動いたり、レッスンを休んだりしていました。 ただ、後者に書いた「捻挫」箇所は、骨折部分のようにきれいに治ってはいない感じがします。痛くはないんですが、いわゆる 捻挫グセ というのでしょうか、 気をつけていないとまたやるな、という不安定感 があります。 とはいえ、やっぱり 痛みがなくなった ことはなくなりました。 場所と症状 場所はここです。 第五中足骨の、かかとに近い側の端っこあたりに、捻挫系の軽い痛みが時々きます。 骨に異常がある時のようにいつも痛いわけではないし、響くような強い痛みでもありません。 ここで、気になることが出てきました。 もともと骨折と捻挫をしていた側とは、別の側の足にも、 この捻挫系の軽い痛みが生じました。 今度は骨折はなし。 足首の前側が思い切り伸びた痛み、ストレッチしすぎたような軽い痛みもあります。 ちなみに、私の足首は硬いです。 一般的な整体とか整形外科や、マッサージの場では、「足首が柔らかいですね」と言われます。ですが、バレエの先生やピラティスの先生には「足首が硬いね」と言われます。 まあ、すっごい足首ではなく、大騒ぎすることもないフツーの足首ってことです。 トウシューズを履いて立った時には、 種類によってはまったく立ちきれず、 種類によってはバレエの先生から「きれいに立ててる。甲も出てるし」とコメントをもらうような足です。 やっぱり、すっごい足首ではなく、大騒ぎすることもないフツーの足首ってことです。 どちらかといえば、甲が低い方です。 原因 引き上げ不足は前提 ですが、そこについてはブログ記事にして公に流すのは百害あって…だと思うので控えます。 あと別の要因としては、トウシューズの シャンクが柔らかくなりすぎた ことかなと思っています。 ルティレキープの練習をしてる時でした。 フルポワントで立った状態でいると、軸足側の シャンクがぐーっと曲がっていく のを、 足裏 で感じました。 それに伴って 重心が...

ブログを書く意味は、踊りたいのに踊れてない人(私)へのメモ書きなんです

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ブログを書く意味をここで立ち止まって考えてみました。 面倒なのはいやなので、いきなり結論からはいります。 踊りたいという気持ちはあるのに、踊れない人への情報を書き留める。 このためにブログ書いてます。 もともと、管理人は、 タナ障害 という聞きなれない診断をもらいました。 タナ障害についてとにかく情報が欲しかったことは覚えています。 当時の私自身が欲しかったものを作ろう 、と思い、身近な方からの後押しもいただき、スタートしたのでした。 一番初めの記事がこれでした。 はじめに〜バレエをもっと踊れるようになりたいから、タナ切除しました そうだったんですよね。 タナに困っていたあの頃はほんとに 「バレエとタナ障害」についての情報 が欲しかった。 こんなことを考えてました。 保存療法がいいの? どの程度の症状・痛みだったら手術していいの? そもそも痛みって消えるの? この痛みは我慢すべきなの? 「ひざ下を捻って使ってるからいけない」って言われてしまう… ということは、ぜんぶ私のテクニックがいけないんだよね?  怪我のせいにするなんて、ただの甘え? 悶々としてましたねー。 結局、私の場合は手術して正解だったみたいです。 手術という出来事以外にもいくつか要因があっての、今があるなとは思います。 ただ今現在は、タナ障害をどうにかしようと画策している真っ最中… ではなくなってしまったので、 ブログを書く意味について、ここらで一度立ち止まって考えてみようと思ってます。 考えると言っても、答えはもう出ています。 すぐ上に書いたことがそのまま。 手術という出来事以外にも いくつか要因があって、今がある。 これです。 じゃあその他の要因ってなんなのよ!というのを解きほぐして 書いていこうと思っています。 着地点というか 目指すところ はスタートと同じです。 自分自身が欲しかったものを作ること 。 つまり、 踊りたいという気持ちはあるのに、踊れない人への情報を書き留めること 。 この「人」は私自身です。 だから、たぶん私がやりやすいやり方、分かりやすい考え方、思考回路での説明になってると思います。 私がよく考えるのはこれです。コンセプトと言ってもいいかも。 石...

膝タナ切除手術から、だいたい5ヶ月経ちました。

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私が膝の手術をしてから、だいたい5ヶ月くらい経ちました。 ブランクを経てバレエを再開して、だいたい10ヶ月くらい経ったでしょうか。1年は経ってないけれど、まあ半年以上は経ったかなという頃です。 ちなみに手術した直後は、3週間くらいレッスンは休みました。 つまり、こんな流れです。 バレエ再開・膝痛い(0ヶ月) ↓ 膝手術 ↓ 3週間休 ↓ レッスン再開 ↓ 膝の痛み消失 ※今ココ(10ヶ月) そうなんです。 こんな感じに痛かった膝 は、もう痛くありません。これはすごい。びっくりするほど、痛かったことすら忘れてます。ブログ記事にまとめておいてよかった。今思い返して書こうと思っても難しいでしょう。 できてること、できてないこと できてること グランワルツまでの一通りのバレエレッスン のメニューは参加できています。 ジャンプもできるし、グランプリエもできる。ターンアウトしても タナ特有の痛み (上のリンクと同じく、 この記事 参照) はありません 。 ポワントも履いています 。 発表会の練習にも参加できており、バリエーションも練習しています。 振り付けでは右軸で立つことが多い です。 シャッセからアチチュード・デリエールに立つとか、ピケターンなどなど。 練習回数の偏りなのか、私自身のテクニックの偏りなのか不明ですが、 実際のところ、 右足のプラットフォームの方が先に潰るくらいです 。 手術したのは、右膝なのですが、タナの痛みはまったく出ません! もうレッスン後にアイシングもしていません。 できてないこと もうですね、これはタナ障害とは関係ないです。ないと判断してよいでしょう。 体のどこも痛くないっていうことはないですよ。 別記事にしますが、アキレス腱まわりとか、足の疲労骨折とか小さな怪我もありました。 でも、膝を庇っての怪我ではないみたいですね。 なんだかスタートラインに立てた気分です。隘路に入り込んでいたのが、シンプルになりました。 それから、テクニック面でもできないことはまだあります。 でもタナとは関係ないと思う。 「練習してもっと動けるようになろう」とか、「スタミナをつけよう」とか そういう問題です。 担当医からは、「術後半年経つととても良くなってるはずで...

フリードを履いてみました

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私はトウシューズ使用期間からすると初心者なのに何足も試しています。 足の特徴とトウシューズの形の特徴については この記事 で考えました。 スクエア・細幅・クラウン普通 たぶん私に合うのは スクエア寄りの細幅でクラウンが低くはないもの。 足の指がつくもの。 だと思います。 私が色々見て回っての感想なのですが、意外とスクエアっぽい形状のポワントって流通していないような気がします。細幅を探しているせいもあるのかもしれませんが…。 合わないポワントを履いて2ヶ月くらいレッスンを続けていたら、疲労骨折してしまいました。これはもうテクニック不足だけのせいではないということにしようと思い、改めてポワント選びに真剣になりました。 結局なんとか痛くなく、レッスンに臨めたのはフリードでした。 …フリード。 言い尽くされた感がありますが、プロダンサーが使うシューズという強固なイメージが出来上がっているのは否めません。ほやほやの素人なのでフリードなんか履いてたら恥ずかしい! でも骨折してるから仕方ない、と盛大に言い訳をした上で、私はフリードに手を出しました。 初フリード 職人マークは店員さんに選んでいただきました。 今の時点で、同じマーク・サイズ・ワイズで、2種類試しました。 クラシックプロ90 ウィングブロック です。 細幅希望といっても、実際に手に入ったのはシングルエックス。エックスなしは在庫切れで試していません。 ちょっとボックス部分がゆるいようにも思います。 フリードと一口に言っても、種類によってワイズ展開が違います。 また、同じ職人マーク、同じサイズの同じワイズなのにもかかわらず、 種類を変えると、個体差とは思えないサイズ感の違いがありました。 具体的には、 クラシックプロ90よりもウィングブロックの方が、ゆるいと感じました 。 ちまちま書きましたが、とにかく、私にとってフリードは非常に素晴らしいシューズになりました。いわゆる運命の一足。 はじめてレッスンで履いた瞬間から、いままで試したシューズと全然違うと感じました。 バレエシューズの延長線上にあるように感じるのに、バレエシューズと違う高さに行ける。 早い話が、バレエシューズではドゥミポワント止まりでしたが、ポワントを...

疲労骨折+捻挫でした

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こんなことってあるんだ、と思ったことには、 私の左足は疲労骨折と捻挫の複合状況でした。 お医者さんに質問してみてよかったです。納得いきました。 つまり、左の足のですね、 第五中足骨の片端が疲労骨折 。 もう一方の端は、捻挫というか骨にくっついてる腱を、 捻った 感じになっているみたいです。 前の記事 では割愛しましたが、グランワルツで怪我したんです。 その日はしっかりアイシングしました。 その時の怪我が捻挫だったみたい です。 グランワルツでの怪我よりも 前から 、足は痛かったんです。 その痛みで病院にかかっていて、 その箇所は、レントゲンとエコーでみた様子では、 骨関連の怪我 だったのは確か。 でも改めてよく考えると、もう一箇所痛いところあるなと思い、質問してみました。 それでもらった回答が 「疲労骨折+捻挫」 という状況。 なるほど。 足の骨って小さいのに、よくもこんなに近くで別個の怪我をできるものだ。

疲労骨折の自覚症状は聞いていた通りでした。

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症状  足の小指の付け根あたりが痛いなあと思ってました。 いつも痛いわけじゃないんです。何かあると ズキン! という感じ。 ルルベとか、ポワントとか、 体重をかけると痛む 。 そんなのが 10日くらい断続的 に続いてました。 つまり、 1日、2日レッスンを休むと痛みは消えるんです。でも、治ったかに思えてレッスンに出るとまた痛みが戻る。 ここで私は思いました。 あれ?こういう症状、本か何かで見たかも? そうこうしているうちに、痛みが強くなって場所もはっきりして来ました。 痛み自体は強いというか、ちょっと特殊な痛みなので気になりました。 タナの時のような、神経っぽい鋭い痛みではないんです。 むしろ痛みは比較的 鈍い んです。 でも、 気持ち悪くなる んですよ。 吐き気らしき感覚がある 。 今まで経験してきた怪我と何か違うかも? と思ったわけです。 それに加えて、例の 「 休むと痛みは引くが、運動に戻るとまた痛くなる 」 という症状です。 自己診断でびくびくしてても仕方ないよねと思い、病院へ。 膝を手術した病院より小規模ですが、 スポーツ整形外科 を掲げている病院へ行きました。 診断 結論から先取りすると、 第五中足骨疲労骨折 という診断でした。 足の小指なんですが、足の甲の前側になります。 エコーやレントゲンで見せてもらいました。 レントゲンには、 仮骨 (かこつ)というものが写っていると教えてもらいました。 MRまでは撮らなくてもいいだろうと合意し、診断へ。 まあ、私の場合は疲労骨折の中でも、治りやすいものだったみたいです。 それはなんというか、幸運だったのでしょう。 場所によっては治りにくいそうです。 とくに湿布や痛み止めは処方してもらうこともなく、帰宅しました。 「運動制限はとくになし。痛かったらやめてくださいねー。本番が近いとかでしたら痛み止め出しますけど」 とのことです。 このあたり、スポーツ整形だと運動することが前提で、話を進めていただけるので気持ちがほんとうに楽です。 結局、どうせ自分に甘いので、痛かったらやらないと見透かされているのですね。たぶん。 はやく治そう。