私はこうやって膝を痛めました(1)〜ジャンプとプリエと爪先と〜


突然ですが、私はアレグロが苦手です。
まあ、大嫌いではないですけど、どっちかっていうと苦手。
特にセンターレッスンのアレグロが大好きっていう人、尊敬します。

ちなみにオペ前後は、苦手意識がどうこういうより、
そもそもできませんでした。
痛くて、です。

プチアレグロで膝を痛めるまでの様子


スモールジャンプのときの膝と爪先



この記事でのジャンプとは、レッスン場によって呼び名は違うのでしょうが
プチアレグロとか、スモールジャンプとかそういうサイズ感のときの話です。
ビッグジャンプでなくて、
大雑把に言って、その場で跳び上がって着地する感じの動きです。

だいたいこんなメニューでしょうか。


  • シャンジュマン
  • スーブルソー
  • アントルシャカトル
  • ロワイヤル
  • ジュテ・ソテ
  • アッサンブレ(小さい方)


まだあるかもしれませんが、この中から組合せることがおおいかと思います。
グリサードは、ジャンプではないか
と思うので、今回は割愛しました。



もっとプリエして!



まだまだ症状が軽くて、まさか手術が待ち受けていようとは思わなかったころ、
そしてまだまだ私が子供だったころ、
先生方はみんなこうおっしゃってました。

「プリエを柔らかく使って」

「そんな浅いプリエじゃだめ、ちゃんとプリエしないと跳べないよ」

「プリエできないと膝怪我するよ」


もちろん、怪我はしたくありません。
どうやったら高く跳び上がれるかと必死に考えるわけです。

小学校とか中学高校で、垂直跳びってやりましたよね。
運動能力測定と称して、体育館をぐるぐるまわってやったあれです。

あの垂直跳びを思い出して、えいって跳ぶわけです。

(ちなみに私は陸上部でもなく、バスケ部でもバレーボール部でもなかったので
わからないのですが、そちらではどんな指導がされてるんでしょうか。)

ぐっと溜めて、でも背筋は伸ばして(るつもりで)
跳びます。

ぐっと溜めてと書いた時点で、わかる方にはわかるかと思います。

結果から申し上げると、私、膝を手術してますからね〜。


空中の爪先!



(こんな感じですよね、先生?!)

と一生懸命跳んだら跳んだで、今度は先生からこんな声が飛んできます。

「爪先伸びてなーい!」

(たしかに!)

と自覚して爪先を伸ばそうとするのですが、
ブログを書いている時点だから、これは振り返ることができてます。

哀しいことに、私、ずーっと爪先の伸ばし方を勘違いしてました。
長くなるので爪先の伸ばし方、というか使い方は
別記事にしますね。
(ちなみにこの使い方を学んだことで、
オペ直後の下肢の浮腫みがかなり楽になりました。)

で、先生が

爪先伸びてなーい!

と言うので、私は爪先をぎゅっと伸ばします。


「ぎゅっ」と書いた時点でわかる方にはわかるかと思います。


それでもそれなりに、伸ばそうとしてる感は伝わるのか
先生はもっと伸ばすように視線を送りつつも、頷いているかのようにも見えなくもない雰囲気になります。

が、

ぎゅっと伸ばした爪先のまま、着地しようとすると
床にぶつかってこけそうになります。

そして、冒頭に戻ります。

「プリエを柔らかく使って」

「そんな浅いプリエじゃだめ、ちゃんとプリエしないと跳べないよ」

「プリエできないと膝怪我するよ」

以下エンドレス…


じゃあどうしたらいいの?


このブログは膝タナ障害・ミーツ・バレエという趣旨で書いており、
中の人も、ちゃんとしたバレエダンサーでもなければバレエ教師でもないので、

これが正しいテクニックです

とは書きません。書けません。

一つだけ言えるのは

私はこうやって膝を痛めました

ということです。
冗談のように聞こえるかもしれませんが、けっこうマジメに書いてます。

もしこのブログを読まれている方で、
バレエをなさっている方でしたら
バレエの先生に質問するのがもっともよいと思います。

バレエをなさっておらず、
お子さんやご友人、あるいは患者さんがバレエをされていて
膝が痛くて困っているという場合でしたら…
うーん、やっぱり私の例をひとつのサンプルにしてください。

ということで、気を取り直して

だから痛めちゃうんだよ…に続きます。

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